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相続に強い弁護士を見極めるには、どうすればいいのか?
値段が高いか安いか?を判断基準にしている方も多いかと思いますが、値段だけ見ても、あなたに合う弁護士を見極めるのは難しいものです。
ここでは、相続に強い弁護士を見極めるための、4つの判断基準をご紹介します。
Contents
(1)あなたの希望を尊重してくれるか?
一口に相続トラブルと言っても、人によって望む解決の形が違います。
例えば、ある人は「1円でも多く遺産を受け取りたい」という方もいるでしょう。
また、ある人は「遺産額はそこまで重要視しない。精神的に負担なので、できる限り早く終わらせたい」という人もいるでしょう。
このように、あなたにも、望む解決の形があるはずです。
あなたの希望を尊重し、その実現に向けた提案をしてくれるかどうか?を確認しましょう。
(2)法律面だけでなく、感情面にも配慮してくれるか?
相続の悩みには、感情も絡んできます。
確かに、法律の知識があれば、正論を振りかざして、相手を論破することも不可能ではないでしょう。
しかし、法的な勝ち負けだけが重要なのか?と言うと、そうではないはずです。
もちろん、正当な主張を行い、適正な遺産を受け取れるようにすることは、弁護士の大切な仕事です。
ただ、その結果、相続人の仲違いにつながってしまったとしたら、それは円満相続とは言えないでしょう。
無用な争いをすることなく、和をもって対応してくれるか?を確認しましょう。
(3)依頼者に配慮した対応をしてくれるか?
例えば、「自分が、弁護士に相談していることを、他の相続人に知られたくない」といった不安を抱えている方もいらっしゃるかと思います。
こういった気持ちに配慮した対応をしてくれるかどうか?も重要です。
例えば当事務所の例で言いますと、あなたに書類を郵送する場合、あえて法律事務所名を書かないでお送りすることもあります。
こうすることで、「法律事務所から手紙が来ている=弁護士に相談している」ということを、他者に知られないように配慮しています。
また、事務所の所在地も大事なポイントです。
例えば当事務所の場合、雑居ビルの中に事務所があります。
Docomoや居酒屋などの他のお店もあるので、ビルを出入りしているのを知り合いに見られても、「居酒屋に行っていた」と言うことができます。
これがもし、そのビルの中に法律事務所しかなかったり、一般人が立ち入らないようなオフィスしかなかったとしたら、ビルを出入りしているだけで、知り合いに疑われてしまう可能性もあります。
こういった、あなたの不安への配慮をしてくれるかどうか?も確認しましょう。
(4)価格は明確か?
相続サポートの料金は、一般的に「●●円~」のように書かれていることが多いものです。
この場合、総額いくらかかるのか?が分かりづらく、不安になられる方もいらっしゃるかと思います。
相続はもちろん、弁護士に相談する機会というのは、一般的に考えて、非常に稀なことかと思います。
そのため、値段の相場も分かりづらい、というのが正直なところでしょう。
だからこそ、明瞭価格を提示しているかどうか?を確認することをお勧めします。
また、無料相談の際には、「合計でいくらかかるのか?」をしっかり確認しましょう。
当事務所の解決事例集
相談事例1 兄が遺産を管理しているケース
- 札幌市
- 相続人2名、兄(相手方)、妹(依頼者)
- 遺産分割
- 不動産(自宅土地建物)3000万円、預金5800万円、保険金3000万円
- 相続人間は不仲のため話し合いが難しい
相談事例2 相手方が財産開示しないケース
- 札幌市
- 相続人2名、被相続人の配偶者(相手方)、外孫(依頼者)
- 遺産分割
- 預金1億2千万円、不動産6000万円
- 司法書士に依頼したが、相手方が返答してくれない
相談事例3 相手方が生前に被相続人の財産を着服したケース
- 札幌市
- 相続人3名、弟(相手方)、姉(依頼者)
- 遺産の使い込み
- 不動産売却代金4000万円、預金2000万円
- 弟が被相続人の遺産を着服したと思われるので請求したい
相談事例4 相手方提案の遺産分割案に疑問・納得できないケース
- 札幌市
- 相続人2名、兄(相手方)、妹(依頼者)
- 遺産分割
- 預金3000万円、不動産4000万円(自宅と賃貸物件)
- 兄が提案した遺産分割案について疑問・納得できない
相談事例5 遺言書の内容に納得できないケース
- 苫小牧市
- 相続人2名、弟(相手方)、姉(依頼者)
- 遺留分の請求、生前贈与と特別受益
- 不動産9500万円、預金等800万円
- 遺言の内容に納得できない もし遺言が有効だとしても遺留分の請求をしたい
相談事例6 海外居住の依頼者の代わりに遺留分侵害額請求を行ったケース
- 海外
- 相続人1名、子(相手方)、姪(相続人ではないが遺言で取得)
- 遺留分の請求
- 不動産2000万円、預金5000万円
- 海外居住の依頼者に、日本から司法書士の連絡文が届き、遺言執行完了の連絡であった。自分は子であり遺留分があると思うので請求したい。
当事務所の解決事例の一覧はこちら>>
早めに無料相談に行ってみることをお勧めします
相続のお悩みは、なるべく早めに弁護士に相談されることをお勧めします。
なぜかと言うと、「当人同士の話し合いだと、余計にトラブルになってしまうことが多い」ためです。
よく「弁護士に相談する=裁判になってしまう」と思われている方がいますが、そうではありません。
裁判は、話合いで決着がつかない時に、最終手段のような形で行われるものです。
弁護士も、できる限り依頼者の負担を減らす方向で考えていますので、話合いで解決できるなら、裁判になることはありません。
逆に、当人同士で話し合っているうちに感情的になってしまい、大事になってしまったがために、裁判でしか決着がつけられなくなってしまった、というケースの方が多いのです。
裁判になれば、費用も高くかかりますし、解決までの期間も長くなってしまいます。
こういったことを未然に防ぐためには、早めに弁護士に相談するのが一番です。
何事もそうですが、早めに動けば、費用も安く、期間も短く解決できるものです。
相続でお悩みなら、早めに弁護士に相談に行きましょう。
執筆者情報
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当サイトでは、相続問題にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。北海道札幌市で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。
初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度相続に注力する弁護士にご相談ください。
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